スマホ特許訴訟

特許申請を行う際は既に同じものが申請されていないかどうかについて調べる必要があります。今ではインターネットを使って特許電子図書館で調べることができますので、自宅でも簡単に調査することが可能となっています。

申請ではよく調べて行わないと特許権侵害として使用中止の要求や賠償金の請求、訴訟などが行われることがあります。最近では、特許権の侵害に関してスタートフォン特許訴訟が有名となっていますが、スタートフォンをめぐるアップルとサムスンの争いは日本でも2件の裁判が行われ、急速に普及するスタートフォンの今後にかかわる問題として注目されています。

この争点はアップルのスマートフォンがサムスンの技術を使っているということにあり、訴訟ではサムスンがアップルのiPhon4の販売差し止め仮処分の申し立てを行なっていました。しかし、アップルはサムスンの技術の使用に関して交渉を求めたにもかかわらず、サムスンがアップルとの交渉では誠実な態度を取らなかったことから損害賠償請求権については認めませんでした。

スマホ人気で広がる特許取得激戦

またスマートフォンの4種類のうち、2種についてはサムスンと異なる技術が使われているということで、東京地裁では特許の侵害には当たらないという結論を下しています。

このように日本では、アップルがサムスンに勝訴したことになりましたが、この訴訟は、世界中で10件の訴訟が行われているということを特徴としています。東京の裁判と同じ頃、アメリカや韓国でも訴訟が行われ、アメリカではアップルが勝訴し、韓国ではサムスンが勝訴しています。

これらを見ているとやや公平性を感じない結果のようにも見えますが、スマートフォンをめぐる訴訟では、スマートフォンが世界中で使われている公共性を持つ機器としての性格を持つという理由によって特許の独占を認めない結果になったようです。

アメリカや日本などの訴訟におけるアップルの勝訴は、サムスンにスマートフォンを独占させず、特許侵害によって販売中止や差し止めを避けるためであることがわかります。この事件は、スマートフォンの公共性について問われた裁判であったことが世界中で注目されたものとなり、スートフォンについてアップルとサムスンの訴訟を介して公共性ということを世界中で結論を得たという特徴をもっていたのです。